豊川市議会一般質問、新たな合併に市長慎重

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豊川市議会第2回定例会は、14日午前10時から開会、一般質問が行われた。質問は7氏が史跡国分寺整備方針、IT社会の情報セキュリティー対策、高額医療費負担問題、サマージャンボ宝くじ収益金配分問題、合併問題などについてただした。

 同日質問したのは、川上陽子氏(信政会)、米谷俊子氏(豊清会)、中村直巳氏(新風会)、牧田千枝子氏(市民クラブ)、今泉淳乙氏(信政会)、安間寛子氏(日本共産党豊川市議団)、野中泰志氏(信政会)氏。

 川上氏は「国分尼寺は史跡公園として整備されたが、同じ文化財国分寺は地元の理解で順次公有化されているが、草が生い茂った状況。今後の整備基本構想はあるのか」とただした。

 米谷氏は、音羽、小坂井、御津3町の同市への合併の動きに関連して合併にかかる費用で大きな割合を占める電算システム統合経費について質問した。

 市側は「旧一宮町との合併では、約9億1400万円かかった。3町と合併の場合、現段階で算定は難しい」との答弁にとどまった。

 今泉氏は「今年3月に音羽町からの合併協議申し入れに始まり、小坂井町で合併署名活動、豊橋市での東三河市論と続いている。新たな合併については」と考えをただした。

 中野勝之市長は「3町との合併を進めるとなると時間がかかる。議会と歩調を合わせていく。合併の門戸は開けている」と安易に合併を進められない姿勢をみせた。

 市側は「一宮町と合併してまだ5カ月。(合併については)旧一宮町民に理解を得るのが先」と答え、音羽町からの合併協議申し入れについては「6月中に合併の情報収集、調査に関する研究を行う組織を立ち上げる。この調査研究を進めながら議会と歩調を合わせて対応する」と答えた。

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